挨拶状(店名変更)の書式テンプレートです。会員登録不要・無料ですぐにテンプレートをダウンロードしてご利用できます。
書き方のポイント
1. 冒頭の挨拶
- 時候の挨拶の活用: 送付時期に応じた季節感のある挨拶を選択
- 相手の繁栄への言及: 「ますますご清栄」「ご隆昌」など、相手の状況に応じた表現
- 日頃の感謝: 長年にわたるご愛顧とご支援に対する深い感謝の表現
2. 店名変更の理由と変更日
- 変更理由の明確な説明: 事業拡大、サービス向上、ブランド統一等の前向きな理由
- 正確な変更日: 法的手続き完了日と実際の運用開始日の明記
- 変更の必然性: なぜこのタイミングで変更が必要だったかの説明
- 新店名の意味: 新しい店名に込められた思いや意味の説明
3. 継続性の強調
- サービス品質の維持: 店名は変わってもサービス内容は継続することの明記
- スタッフの継続: 馴染みのスタッフが引き続き対応することの安心感提供
- 営業時間・場所の確認: 変更がある場合は明記、変更がない場合はその旨を強調
4. 今後の決意表明
- サービス向上への意欲: 新店名のもとでのさらなるサービス向上への決意
- 具体的な改善点: 可能であれば具体的な改善や新サービスの予告
- 地域貢献への意欲: 地域密着型店舗の場合の地域社会への貢献意識
5. 支援のお願い
- 継続的な関係の重要性: 新店名でも変わらぬお付き合いをお願いする姿勢
- 具体的な協力内容: どのような支援を期待しているかの明確化
- 相互利益の追求: Win-Winの関係構築への意欲表明
6. 結びの言葉
- 書面での挨拶への配慮: 直接挨拶できないことへのお詫び
- 今後への期待: 新たなスタートへの期待と決意
- 相手の発展祈願: 相手の今後の発展を祈る結びの言葉
7. 会社情報の明記
- 新旧店名の対比: 分かりやすい新旧店名の記載
- 変更事項の整理: 店名以外の変更事項(住所、電話番号等)の有無
- 担当者情報: 店長や責任者の情報
具体的な記入例
【事業拡大による店名変更の例】
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度弊店では、事業の拡大とサービスの多様化に伴い、
令和○年○月○日をもちまして店名を下記のとおり
変更させていただくこととなりました。
旧店名:○○商店
新店名:○○総合ストア
これまで以上に幅広い商品とサービスをご提供し、
地域の皆様にご満足いただける店舗を目指してまいります。
なお、所在地、電話番号、営業時間等に変更はございません。
スタッフ一同、従来にも増してサービスの向上に努め、
皆様のご期待にお応えしたいと決意しております。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、
心よりお願い申し上げます。
略儀ながら書中をもって店名変更のご挨拶を申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
○○総合ストア
店長 ○○ ○○
【ブランド統一による店名変更の例】
拝啓 ○○の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
日頃は格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
この度、グループ全体のブランド統一により、
○月○日をもちまして当店の店名を変更いたします。
変更前:○○店
変更後:△△○○店
グループ統一ブランドのもと、より充実したサービスと
安定した品質をご提供できるよう努めてまいります。
店舗の場所、営業時間、取扱商品、スタッフに
変更はございませんので、これまでと同様に
ご利用いただけます。
新店名のもとでも、皆様に愛される店舗を目指し、
スタッフ一同精進してまいりますので、
今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
【世代交代による店名変更の例】
拝啓 新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
この度、世代交代に伴い、○月○日より店名を
下記のとおり変更させていただくことになりました。
旧店名:○○商店
新店名:○○ファミリーストア
創業者の理念を継承しながら、新たな時代のニーズに
お応えできるよう、店舗運営の充実を図ってまいります。
これまでご愛顧いただきました皆様には、
引き続きご支援賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
新しい店名のもと、より一層皆様にご満足いただける
サービスの提供に努めてまいります。
敬具
【避けるべき例】
店名が変わりました。
○○から△△になります。
よろしくお願いします。
※理由説明の不足、感謝の表現不足、敬語の不適切な使用
法的・実務的な留意点
法的手続きと要件
- 商号登記の変更: 法人の場合の商号変更登記手続き
- 各種許可証の変更: 営業許可証等の名称変更手続き
- 契約書の変更: 取引契約書、賃貸借契約書等の当事者名変更
- 口座名義の変更: 銀行口座名義の変更手続き
税務・会計関連
- 税務署への届出: 開業・廃業等届出書の提出
- 印鑑登録の変更: 新店名での印鑑登録手続き
- 帳簿書類の統一: 新旧店名期間の帳簿の適切な管理
- 消費税関連: 課税事業者の場合の各種届出
知的財産権の保護
- 商標登録の確認: 新店名の商標登録状況の確認
- ドメイン名の取得: ウェブサイト用ドメインの確保
- 著作権への配慮: ロゴやデザインの著作権関係整理
使用タイミングと注意事項
適切な送付タイミング
- 法的手続き完了後: 必要な登記や届出完了後の送付
- 営業開始前: 新店名での営業開始1-2週間前
- 準備期間の確保: 顧客が新店名に慣れる時間を考慮
店名変更パターン別の配慮
- 事業拡大: 成長と発展への期待を込めた前向きな表現
- 世代交代: 伝統の継承と新しい風の調和
- ブランド統一: 安定性と信頼性の向上をアピール
- イメージ刷新: 新しい魅力と従来の良さの両立
送付対象の優先順位
- 常連顧客: 頻繁に利用いただいている個人・法人顧客
- 取引先: 仕入先、サービス提供者等のビジネスパートナー
- 地域関係者: 近隣住民、商店会、自治体等
- 金融機関: 融資先銀行、リース会社等
よくある失敗例と対策
- 混乱期間の長期化: 新旧店名の併記期間を適切に設定
- 看板・表示の不統一: 全ての表示物の同時変更計画
- 顧客への周知不足: 十分な事前告知と移行期間の設定
- 法的手続きの遅れ: 必要な手続きの事前確認と早期実施
段階別チェックリスト
変更決定段階(3-6ヶ月前)
- 新店名の決定と商標確認
- 法的手続きの確認と準備
- 変更スケジュールの策定
- 必要予算の算定と確保
準備段階(1-3ヶ月前)
- 各種法的手続きの実施
- 看板・表示物の製作発注
- 挨拶状の原稿作成と校正
- 従業員への詳細説明
告知段階(1ヶ月前)
- 挨拶状の印刷と発送
- 店頭での事前告知開始
- ウェブサイト・SNSでの告知
- 取引先への個別連絡
実施段階(変更日)
- 全ての表示物の一斉変更
- 新店名での営業開始
- 顧客対応の統一
- 各種システムの切り替え
フォロー段階(変更後)
- 顧客の反応確認と対応
- 未対応手続きの完了
- 効果測定と改善
- 定期的な進捗確認
注意喚起
特に注意すべきポイント
- 法的手続きの確実な実行: 必要な登記や届出の確実な実施
- 一貫性の維持: 全ての表示物・文書の統一的変更
- 顧客混乱の最小化: 十分な事前告知と丁寧な説明
- 従業員の理解促進: スタッフによる統一的な対応の確保
時期的配慮
- 繁忙期の回避: 売上に大きく影響する繁忙期を避けた変更時期
- 季節的要因: 地域の行事や慣習への配慮
- 競合他社の動向: 同地域の競合店の状況への配慮
長期的視点での注意
- ブランド価値の維持: 長年築いた信頼関係の継続
- 顧客ロイヤリティ: 常連顧客の継続的な来店確保
- 地域での評判: 地域社会での評価と信頼の維持
これらのポイントを押さえた挨拶状を作成することで、店名変更という重要な変化を顧客や関係者に適切に伝え、新店名のもとでの順調なスタートと継続的な発展を実現することができます。
テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。
