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始末書は会社(社内)に対して、仕事上のミスやトラブルが発生したときに、問題やトラブルの一部始終を報告し、反省や謝罪の意を表す文書です。顛末書の場合は、なぜそうなったかを報告する色あいが濃く、始末書は不始末やミス、トラブルを詫びる反省文の色あいが濃くなります。
一方、取引先やお客様に対してのお詫びの書面は、一般的に「詫び状」や「謝罪文」などと呼ばれます。
書き方の注意点
ミスやトラブル、紛失や損失があった場合にそのすべてを正直に申告し、反省の気持ちを表さなくてはなりません。
不始末やミスやトラブルがわかった時点、もしくは処分が下されたら、始末書をすぐに提出します。できるだけ早く上司に報告、申告、謝罪をし、改めて書面でお詫びの気持ちを伝えましょう。
書き方のポイント
- 宛先の明記
書類の冒頭に宛先の部署、役職、氏名を記載します。誰に向けた書類かを明確にし、正式な体裁を整えます。 - 自分の所属と役職の記載
自分の部署や役職、氏名を記載し、書類を提出する責任者が誰であるかを示します。 - 問題の概要と謝罪の表現
発生した問題の内容を簡潔に説明し、監督不行き届きであったことを認めます。謝罪の言葉を丁寧に述べ、責任を自覚していることを強調します。 - 部下の行動と指導責任の認識
部下の行動が問題を引き起こした場合、その行動の責任が指導者にあることを認識し、指導不足を謝罪します。「部下の軽率な行動によるものであり、指導不足が原因である」と明記することで、監督者としての責任を明らかにします。 - 再発防止の誓約
今後、同様の過ちを繰り返さないために、部下の教育や指導を徹底することを誓います。具体的な再発防止策や、指導方法の改善点を示すと、誠意が伝わりやすくなります。 - 反省の表現
部署を監督する立場として、深く反省している旨を述べ、今後の改善意識を強調します。 - 日付と署名
文末に作成日と署名を記載し、正式な書類としての体裁を整えます。
これらのポイントを踏まえて、始末書を作成する際には、指導者としての責任を明確に示し、再発防止への取り組みを具体的に伝えることが重要です。責任者の始末書では、誠意をもって問題を受け止め、改善の意志を示すことが求められます。
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