依頼状(見積書)の書式テンプレートです。会員登録不要・無料ですぐにテンプレートをダウンロードしてご利用できます。
書き方の基本ポイント
1. 宛名と日付の記載
- 相手の会社名、担当者名、住所を正確に記載し、文書の日付を明記します
- 敬称は「御中」(会社宛て)または「様」(個人宛て)を正しく使い分けてください
- 日付は文書作成日を記載し、和暦・西暦どちらでも構いませんが社内ルールに統一してください
2. 冒頭の挨拶と感謝
- 季節の挨拶や相手の会社の発展を祈る言葉を添えて丁寧な印象を与えます
- 例:「拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」
- 初回取引の場合は「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」も適切です
3. 見積書の依頼内容の具体的説明
- 検討している商品・サービスの詳細を明確に記載してください
- 必要な数量、仕様、希望納期、予算の目安があれば併記します
- 相手の製品を選定した理由も簡潔に伝えると好印象です
4. 連絡方法と回答期限の明示
- 担当者名、電話番号、メールアドレスを明記してください
- 見積書の回答期限がある場合は「○月○日までに」と具体的に記載します
- 緊急性がある場合はその旨を丁寧に伝えてください
5. 結びの挨拶と署名
- 「まずは略儀ながら、取り急ぎお願い申し上げます」で締めくくります
- 文末は「敬具」で結び、自社の部署名、担当者名、連絡先を明記してください
実際の記入例
良い例
件名:システム導入に関するお見積り依頼について
拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社では業務効率化のため在庫管理システムの導入を検討しており、
貴社製品「○○システム」について下記の通りお見積りをお願いいたします。
【見積り依頼内容】
・製品名:○○在庫管理システム
・ライセンス数:50ユーザー
・導入希望時期:○年○月
・保守・サポート:1年間
お忙しい中恐縮ですが、○月○日までにご回答いただければ幸いです。
避けるべき例
見積もりください。(×簡潔すぎて失礼)
急いでいるのですぐに返事をください。(×相手への配慮不足)
法的・実務的な留意点
文書の保管と管理
- 見積り依頼書は契約の前段階となる重要書類のため、適切に保管してください
- 保管期間:会計帳簿に関連するため、最低7年間の保管が推奨されます
- 電子保存する場合は、電子帳簿保存法の要件を満たしてください
契約上の注意点
- 見積り依頼は法的拘束力を持つ場合があります
- 複数社に同じ条件で見積り依頼する場合は、その旨を明記することが誠実です
- 機密情報が含まれる場合は、事前に秘密保持契約(NDA)の締結を検討してください
使用タイミングと注意事項
適切な使用タイミング
- 新規設備・システム導入時
- 既存契約の更新・見直し時
- 緊急調達が必要な場合
注意すべきポイント
- 相見積りの場合は他社にも依頼していることを伝える
- 予算の上限がある場合は事前に伝えることで効率的
- 仕様が曖昧な場合は打ち合わせを先に設定する
よくある失敗例と対策
❌ 失敗例:仕様が不明確で何度もやり取りが発生
✅ 対策:事前に社内で要件を整理し、明確な仕様書を添付
❌ 失敗例:回答期限を設けず、返答が遅れる
✅ 対策:合理的な期限を設定し、緊急度を明確に伝える
業種別のカスタマイズ例
製造業の場合
- 品質基準、納期、アフターサービスを重視
- 「ISO認証取得済み」「品質保証期間」などの記載を追加
IT企業の場合
- セキュリティ要件、システム連携、保守体制を明記
- 「個人情報保護」「データバックアップ」などの要件を追加
小売業の場合
- 配送条件、返品規定、支払条件を詳細に記載
- 「配送エリア」「最小発注数量」などを明確にする
デジタル化対応のポイント
電子メールでの送付
- PDFファイルで送付し、改ざん防止を図る
- 件名に「見積り依頼」「社名」「緊急度」を含める
- 電子署名の導入も検討する
クラウドサービス活用
- 見積り管理システムの導入で進捗を一元管理
- 自動リマインダー機能で期限管理を効率化
以上のポイントを押さえた依頼状を作成することで、見積書の依頼が丁寧に伝わり、相手が迅速に対応しやすくなる文書になります。
テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。
下記から選んでダウンロードしてご利用してください。
- 依頼状(見積書)01

- 依頼状(見積書)02

- 依頼状(見積書)03

- 依頼状(見積書)04


