念書(施設利用に際して)の書式テンプレートです。
念書は約束をした時に、お互いが「どのような条件」で、「どのような件について」約束したかを文書化したもので、契約書の一種です。念書はあくまで当事者間の約束にすぎないので、たとえ取り交わした念書の内容に反しても、即時・強制的などの対応はできません。また、個人間の約束といっても公序良俗、社会通念上妥当な範囲を超える念書は無効とされる場合もあります。法的効力を持たせるには双方の同意の上の捺印をするのが重要です。
書き方の注意点
念書には下記の内容を盛り込んで記載しましょう。
- 履行者の氏名
- 履行される者の氏名
- 履行する年月日
- 場所
- 内容
- 念書の作成日
- 署名・捺印
書き方のポイント
- 目的の明記
文書の冒頭で、施設を借用する目的を明確にし、念書として記載する理由を示します。例:「当施設を借用するにあたり、下記の事項について厳守することを、念書をもってお約束いたします。」。 - 使用条件の厳守
使用承認書に記載された場所、時間、目的を厳守することを明記します。「使用承認書に記載された場所、時間、目的を厳守いたします。」。 - 事故や損害の責任
施設利用に際して発生した事故や、設備の破損・紛失などに関して、利用者が責任を負う旨を記載します。「当方の過失による事故等が発生した場合、施設管理者にその責めを求めず、使用者として一切の責任を負います。」。 - 貸出条件の遵守
使用日時や会場の変更、使用中止などの指示に従うことを誓約します。「当施設の貸出にあたって止むを得ない事情が生じた場合、使用日時、会場の変更もしくは使用中止の指示に従います。」。 - 備品の取り扱いと禁止事項
備品の移動や使用後の状態について言及し、飲食や危険物の持ち込みを禁止する条項を記載します。「当施設内での飲食ならびに喫煙は一切行いません。」。 - 使用権の譲渡禁止
施設使用権の譲渡や転貸を禁止することを明確に記載します。「当施設の使用権を第三者に譲渡・転貸しません。」。 - 支払い条件とペナルティ
使用料金を期限内に支払わなかった場合の対応について明記します。「当施設の使用料金を期限内に所定の口座へ振り込まなかった場合、使用許可を取り消されても異議、申し立ては行いません。」。 - 署名と日付の記載
文書の末尾に署名欄を設け、日付、団体名、責任者名、印を記載します。これにより、文書の正式な誓約書としての体裁が整います。
これらのポイントを押さえて念書を作成することで、施設利用に関する責任を明確にし、利用者がルールを守ることを約束する文書として機能します。
テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。
念書(施設利用に際して)のダウンロード
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