建物賃貸借契約書の書式テンプレートです。
書き方のポイント
1. 契約当事者
- 賃貸人(甲): 建物の貸主
- 賃借人(乙): 建物の借主
- 連帯保証人(丙): 賃借人の保証人として債務を連帯保証する者
2. 契約内容
- 賃貸借の対象物件
- 所在地・構造・床面積: 具体的な建物の所在地、構造、床面積が記載されます。
- 契約期間
- 期間: 令和○年○月○日から令和○年○月○日までの契約期間を定めます。
- 賃料
- 金額と支払い方法: 月額賃料と支払い方法を明記(例:毎月末日までに翌月分を甲に持参する方法で支払う)。
- 日割り計算: 1ヶ月分に満たない期間の場合、日割りで賃料を計算。
- 賃料改定: 経済事情や公租公課の増額などにより賃料が不相当になった場合、甲と乙は協議のうえで賃料を改定できます。
- 敷金
- 預託と返還: 契約時に敷金を甲に預け、契約終了後に建物を明け渡す際に返還されます。ただし、未払賃料や原状回復費用などがあれば敷金から差し引かれます。
- 禁止事項
- 乙は、甲の書面による承諾を得ない限り、建物の賃借権の譲渡、転貸、増改築、動物の飼育、危険物の搬入などは禁止されています。
- 修理
- 乙は、本件建物の躯体に関するものを除く軽微な修理は自身の負担で行います。
- 解除
- 乙が禁止事項に反した場合や賃料を2ヶ月以上滞納した場合、甲は契約を直ちに解除できます。
- 明け渡しと原状回復
- 契約終了時、乙は建物内の物品を引き上げ、設置した造作を取り外して原状回復したうえで明け渡します。
- 敷金の返還
- 契約終了後、建物明け渡しを受けた場合、甲は遅滞なく敷金を返還します。ただし、未払賃料や原状回復費用などがある場合は差し引かれます。
3. 連帯保証
- 丙(連帯保証人)は、本契約から生じる乙の債務について連帯保証します。
4. 合意管轄
- 甲、乙、丙は本契約に関する紛争について、甲の住居地を管轄する裁判所を第一審の裁判所とすることに合意します。
5. 協議
- 本契約に定めのない事項や疑義が生じた場合、甲、乙、丙は誠意をもって協議し解決します。
6. 契約書の作成
- 本契約書は3通作成し、各自が署名押印のうえ、甲・乙・丙それぞれ1通を保管します。
この建物賃貸借契約書は、賃料や敷金の取り扱い、禁止事項、契約解除、連帯保証人の責務など、建物賃貸借に関する基本的な取り決めを網羅しており、契約当事者の権利と義務を明確にする内容となっています。
テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。
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