固定資産会計要領の書式テンプレートです。
書き方のポイント
- 目的:
- 経理規程第9章第18条に基づき、固定資産会計に関する取扱いを定めるための要領です。
- 会計整理:
- 固定資産の取得、減価償却、売却・除却・廃却等を扱います。
- 範囲:
- 固定資産は、有形固定資産(建物、構築物、車両運搬具、器具備品、土地、建設仮勘定)および無形固定資産(営業権、特許権、借地権、商標権、電話加入権など)を含みます。
- 帳簿の種類:
- 使用帳簿は「固定資産台帳」で、有形固定資産台帳、無形固定資産台帳、建設仮勘定明細帳の3種類があります。
- 取得の手続き:
- 固定資産の取得は稟議規程に基づく決裁が必要です。耐用年数延長や価値増加のための支払いも同様です。
- 取得価額の算定:
- 購買や発注で値引きがある場合は控除後の金額とし、自社製作品は原材料や部品の価額を加算します。
- 建設仮勘定の精算:
- 建設仮勘定に計上されたものが完成した際には、固定資産移動報告書を経理部経理課長に提出します。
- 資産の登録:
- 有形固定資産、無形固定資産、建設仮勘定は、それぞれの台帳へ登録します。
- 償却方法と計算:
- 有形固定資産は定率法、無形固定資産は定額法により減価償却を行います。償却計算は毎年○月○日現在の固定資産に対して行い、取得・売却・除却・廃却した場合は按分計算をします。
- 売却・除却・廃却手続き:
- 稟議規程に従い、売却時の価額は原則として時価または残存簿価とします。
- 伝票処理:
- 売却時の差額は特別損益勘定に計上し、除却・廃却時は帳簿価額を特別損失勘定に計上します。
- 固定資産台帳からの削除:
- 売却・除却・廃却があれば、固定資産移動報告書に基づいて台帳から削除します。
- 資産の移動と台帳の更新:
- 固定資産の移動があった場合、固定資産移動報告書を提出し、台帳の設置場所を訂正します。
- 改廃手続き:
- この要領の改廃は経理部長が立案し、管理本部長と協議のうえ、社長が決裁します。
- 施行期日:
- この要領は令和○年○月○日から実施します。
テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。
固定資産会計要領のダウンロード
1 ファイル 20.88 KB