依頼状(美容関連商品開発企業に商品の取り扱い依頼)の書式テンプレート(Word・ワード) | テンプレート・フリーBiz

依頼状(美容関連商品開発企業に商品の取り扱いを依頼)の書式テンプレート(Word・ワード)


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依頼状(美容関連商品開発企業に商品の取り扱いを依頼)の書式テンプレートです。会員登録不要・無料ですぐにテンプレートをダウンロードしてご利用できます。

美容商品取扱依頼状とは

美容商品取扱依頼状は、化粧品・美容機器・健康食品などを開発・製造する企業に対して、自社での商品取り扱いを正式に申し入れるビジネス文書です。単なる仕入れ依頼とは異なり、タイアップ商品の開発、独占販売権の取得、OEM/ODM契約など、戦略的なパートナーシップを提案する際に使用されます。

書き方の基本ポイント

1. 宛名と日付の記載

  • 会社名: 正式名称を使用(「株式会社」を省略しない)
  • 部署: 営業部、マーケティング部、事業開発部など適切な部署を記載
  • 役職・氏名: 決裁権を持つ責任者宛てが理想的
  • 敬称の使い分け:
    • 会社・部署宛て:「御中」
    • 個人宛て:「様」
    • CEO/代表取締役宛て:「様」(「殿」は避ける)

2. 冒頭の挨拶と感謝

美容業界に適した挨拶例:

  • 「貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます」
  • 「貴社の革新的な商品開発に、業界でも注目が集まっておりますこと、心よりお慶び申し上げます」
  • 時候の挨拶は簡潔に、業界への理解を示す表現を含める

3. 依頼の背景と取引依頼の理由の説明

必須記載事項:

  • 相手企業の商品・ブランドへの評価
  • 自社の販売チャネル・顧客層の説明
  • シナジー効果の具体的な説明
  • 競合他社との差別化ポイント

4. 具体的な取引依頼の内容

明確にすべき項目:

  • 取扱希望商品(具体的な商品名・ライン)
  • 想定する取引形態(買取/委託/代理店など)
  • 販売地域・チャネル
  • 目標販売数量(年間・月間)
  • 希望する取引条件の概要

5. 同封資料の案内

必須添付資料:

  • 会社概要(美容業界での実績を強調)
  • 店舗情報・EC サイト情報
  • 顧客属性データ(可能な範囲で)
  • 販売実績(他ブランドの成功事例)
  • マーケティング計画案

6. 結びの挨拶と署名

  • 「ご検討の上、ぜひ前向きなご返答をいただければ幸いです」
  • 「まずは書面にてお願い申し上げます」
  • 連絡先は複数記載(電話・メール・担当者直通など)

具体的な記入例

良い例(セレクトショップから化粧品メーカーへ):

令和6年4月10日

株式会社ビューティーラボ
営業本部長 山田花子 様

株式会社セレクトビューティー
商品開発部 部長 鈴木美咲

貴社化粧品ブランド「Pure Essence」お取扱いのお願い

拝啓 春暖の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

突然のお手紙にて失礼いたします。
弊社は全国に15店舗を展開する美容セレクトショップとして、
こだわりの商品を厳選し、お客様にご提供しております。

この度、美容専門誌「Beauty Journal」3月号に掲載された
山田社長のインタビュー記事を拝読し、貴社の「肌本来の力を引き出す」
という商品開発理念に深く共感いたしました。

特に、新商品「Pure Essence セラムファンデーション」は、
弊社の主要顧客層である30-40代女性のニーズに完全に合致しており、
ぜひ弊社でもお取扱いさせていただきたく、お願い申し上げる次第です。

弊社といたしましては、以下のような形でのお取引を希望しております:

1. 取扱商品:Pure Essence全ライン(特にベースメイク商品)
2. 販売形態:買取仕入れ(一部委託販売も検討可)
3. 展開計画:
   - 第1期:旗艦店3店舗での先行販売
   - 第2期:全店展開(6か月後目標)
   - 年間想定売上:5,000万円

また、貴社商品の魅力を最大限に引き出すため、
以下のプロモーション施策も計画しております:
- 店頭でのタッチアップサービス
- 美容部員の定期派遣受け入れ
- SNSでの共同キャンペーン実施

詳細につきましては、別添の資料をご覧いただければ幸いです。
ご多忙中恐れ入りますが、一度お打ち合わせの機会を
いただければ幸甚に存じます。

何卒ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

【添付資料】
1. 弊社会社概要・店舗一覧
2. 顧客分析レポート(美容商品購買データ)
3. 取引条件提案書
4. 他ブランド販売実績(過去3年)
5. マーケティング計画案

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前○-○-○
TEL:03-1234-5678(直通:03-1234-5679)
FAX:03-1234-5680
Email:suzuki@select-beauty.co.jp

悪い例(避けるべき表現):

  • 「貴社商品を安く仕入れたい」(価格重視の印象)
  • 「他社商品より売れそう」(失礼な比較)
  • 「とりあえず少量から」(消極的な姿勢)
  • 薬機法に抵触する可能性のある効能効果の記載

法的・実務的な留意点

1. 薬機法(医薬品医療機器等法)への配慮

  • 化粧品の効能効果は法定範囲内で表現
  • 「アンチエイジング」→「年齢に応じたケア」
  • 医薬部外品と化粧品の区別を明確に
  • 誇大広告にならない表現を心がける

2. 景品表示法の遵守

  • 優良誤認・有利誤認を避ける
  • 販売実績は正確な数値を記載
  • 「No.1」表現は根拠を明確に

3. 商標権・知的財産権の尊重

  • ブランド名の正確な表記
  • ロゴ使用許可の事前確認
  • 商品画像の使用許諾

4. 契約関連の準備

  • 取引基本契約書の準備
  • 商品供給契約の条件整理
  • 返品・交換条件の明確化
  • 製造物責任(PL)保険の確認

使用タイミングと注意事項

最適なタイミング

  • 新商品発表から1-2か月後(初期評価が定まった頃)
  • 展示会・商談会での接触後1週間以内
  • 年度替わりの2-3か月前(予算確保のため)
  • クリスマス・母の日等の商戦3-4か月前

避けるべきタイミング

  • 商品リコール・不祥事直後
  • 決算期の繁忙期
  • 新商品発売直後の品薄時期
  • 業界展示会の直前・直後

よくある失敗例と対策

  1. 失敗: 人気商品のみの取扱希望 対策: ブランド全体への理解と複数ラインの取扱提案
  2. 失敗: 販売計画の具体性不足 対策: 数値目標と達成施策を明確に提示
  3. 失敗: 美容業界の商慣習への理解不足 対策: テスター提供、販売員研修等への言及

カスタマイズのヒント

業態別の調整ポイント

百貨店・専門店向け

  • ブランドイメージとの親和性を強調
  • 富裕層顧客へのアプローチ力をアピール
  • カウンセリング販売の実績を明記

EC事業者向け

  • デジタルマーケティング力を具体的に提示
  • 物流・在庫管理システムの説明
  • レビュー管理・カスタマーサポート体制

エステサロン・美容室向け

  • プロユース商品への理解を示す
  • 施術との相乗効果を提案
  • スタッフ教育への協力姿勢

ブランド特性に応じた approach

ラグジュアリーブランド

  • ブランド価値の維持・向上への貢献
  • VIP顧客への特別サービス提案
  • 店舗の高級感・立地の優位性

オーガニック・ナチュラル系

  • 成分や製法への理解と共感
  • エシカルな販売姿勢のアピール
  • 関連認証(エコサート等)への対応

ドクターズコスメ

  • 医療機関との連携実績
  • 専門知識を持つスタッフの存在
  • エビデンスベースの販売approach

実践的なアドバイス

成功率を高めるチェックリスト

  • 相手企業の企業理念・ブランドコンセプトを理解しているか
  • 自社の顧客層と商品のマッチングを数値で示せるか
  • 具体的な販売計画と目標数値を設定しているか
  • 美容業界特有の商慣習を理解しているか
  • 法規制への対応準備はできているか
  • Win-Winの提案になっているか
  • 差別化ポイントは明確か

デジタル時代の工夫

  1. QRコードの活用
    • 店舗紹介動画へのリンク
    • ECサイトの実績ページ
    • SNSでの顧客反響
  2. データの視覚化
    • 顧客属性のインフォグラフィック
    • 売上推移グラフ
    • 商圏分析マップ
  3. オンライン商談の提案
    • Zoom/Teams等での初回面談
    • バーチャル店舗見学
    • デジタルカタログの活用

トラブル防止のための注意点

  1. 情報管理の徹底
    • 競合他社情報の守秘義務
    • 顧客情報の適切な取り扱い
    • 商品情報の事前公開禁止
  2. 期待値コントロール
    • 実現可能な数値目標の設定
    • 段階的な展開計画の提示
    • リスク要因の事前共有
  3. コミュニケーションの質
    • 美容業界用語の正確な使用
    • ブランドトーンの尊重
    • レスポンスの迅速性

まとめ

美容関連商品の取扱依頼は、単なる商品仕入れを超えて、ブランド価値を共に高めるパートナーシップの提案です。相手企業のブランド理念への深い理解と、自社の販売力・マーケティング力を具体的に示すことが成功の鍵となります。また、美容業界特有の法規制や商慣習を踏まえた、プロフェッショナルな提案を心がけることが重要です。

以上のポイントを押さえた依頼状を作成することで、商品の取り扱い依頼が丁寧に伝わり、相手に対する信頼と協力のお願いがしっかりと伝わる文書になります。

テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。

依頼状(美容関連商品開発企業に商品の取り扱いを依頼)

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