依頼状(新卒学生の推薦)の書式テンプレート(Word・ワード) | テンプレート・フリーBiz

依頼状(新卒学生の推薦)の書式テンプレート(Word・ワード)


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学生推薦依頼状とは

学生推薦依頼状は、企業が大学・大学院の教授や就職課に対して、優秀な学生の推薦を正式に依頼する文書です。学校推薦制度を活用した採用活動の重要なツールであり、教育機関との長期的な信頼関係構築の基盤となります。

学校推薦制度の基礎知識

推薦制度の種類と特徴

  1. 指定校推薦:特定大学との継続的な推薦関係
  2. 教授推薦:研究室・ゼミ単位での個別推薦
  3. 学校推薦:大学の就職課経由での推薦
  4. 学部推薦:特定学部・学科からの推薦

推薦採用のメリット

  • 質の高い人材確保:教授の専門的見識による選別
  • 採用コストの削減:効率的な母集団形成
  • 定着率の向上:推薦による責任感とマッチング精度
  • 継続的な関係構築:大学との長期パートナーシップ

使用タイミングと戦略的活用

推薦依頼の最適タイミング

  • 前年10-12月:次年度採用計画の確定時期
  • 当年1-2月:学生の就職活動本格化前
  • 研究室配属後:学部3年後期~4年前期
  • 修士課程中期:研究テーマ確定後の時期

推薦が効果的な職種・業界

  • 研究開発職:技術系専門職、エンジニア
  • 技術職:製造業、IT、バイオテクノロジー
  • 金融・保険:アクチュアリー、アナリスト
  • コンサルティング:専門性の高いコンサルタント

書き方の基本ポイント

1. 宛名と日付の記載

正しい記載例:

令和6年○月○日

○○大学大学院
○○研究科○○専攻
○○研究室
教授 ○○ ○○ 先生

宛先別の選択基準:

  • 研究室教授:専門性を重視する技術職採用
  • 学部長・学科長:学部全体からの幅広い推薦
  • 就職課・キャリアセンター:大学との制度的な連携
  • 指導教官:大学院生の個別推薦

2. 冒頭の挨拶と感謝

大学向けの適切な挨拶:

拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は貴学の学生の就職につきまして格別のご高配を賜り、
厚く御礼申し上げます。

継続関係がある場合:

拝啓 ○○の候、貴学におかれましては益々ご発展のこととお喜び申し上げます。
毎年、貴学より優秀な学生をご推薦いただき、
弊社の発展に大きく貢献していただいております。
心より感謝申し上げます。

初回依頼の場合:

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
突然のお手紙で失礼いたします。
この度、貴学の優秀な学生の皆様に弊社をご紹介いただきたく、
お手紙を差し上げました。

3. 推薦依頼の背景と目的の明確な説明

企業の採用方針と求める人材像:

弊社は○○業界において○○年の実績を重ね、
現在従業員○○名、年商○○億円の企業として成長を続けております。

今後の事業拡大に向けて、特に○○分野において
高度な専門知識と探究心を持つ人材を求めており、
貴学○○専攻の優秀な学生の皆様にお力をお借りしたく存じます。

【求める人材像】
・○○に関する専門的知識と応用力
・課題解決に向けた論理的思考力
・チームワークを重視した協調性
・新しい技術・知識への探究心
・将来のリーダー候補としての資質

過去の採用実績と定着状況:

これまでに貴学から○名の優秀な学生をお迎えし、
現在○名が弊社の中核メンバーとして活躍しております。

【貴学出身者の活躍状況】
・○○年入社 ○○様:現在○○部課長として部門を統括
・○○年入社 ○○様:○○プロジェクトリーダーとして成果を挙げる
・○○年入社 ○○様:新技術開発の中心メンバーとして貢献

皆様とも「大学での学びが直接業務に活かされている」
「研究で培った探究心が企業での成長につながっている」
との声をいただいております。

4. 具体的な採用条件と待遇

明確な募集要項の提示:

【令和○年度新卒採用要項】
・募集人数:○名程度
・対象:○○専攻修士課程修了予定者
・勤務地:本社(○○県○○市)、○○研究所
・初任給:修士了 月額○○万円(○年実績)
・昇給:年1回(4月)
・賞与:年2回(6月・12月)
・諸手当:住宅手当、通勤手当、家族手当等
・福利厚生:各種社会保険、企業年金、保養所等
・研修制度:新入社員研修(3ヶ月)、海外研修制度

キャリア開発支援:

【人材育成への取り組み】
・メンター制度:先輩社員による個別指導
・学会発表支援:研究成果の対外発表を奨励
・資格取得支援:業務関連資格の取得費用全額支給
・大学院博士課程進学支援:社会人大学院制度
・海外留学制度:提携大学での研究機会提供

5. 選考プロセスと推薦方法

透明性の高い選考フロー:

【選考スケジュール】
・推薦締切:○月○日
・書類選考:○月○日~○日
・一次面接:○月○日~○日(技術面接含む)
・最終面接:○月○日~○日
・内定通知:○月○日

【選考方法】
1. 推薦書による書類選考
2. 専門技術に関するプレゼンテーション
3. 技術担当役員との面接
4. 人事担当役員との最終面接

【推薦書記載項目】
・研究テーマと成果
・学業成績(特に専門科目)
・人物評価(積極性、協調性、リーダーシップ等)
・推薦理由

6. 同封資料と情報提供

充実した企業情報の提供:

【同封資料】
・会社案内(最新版)
・事業内容詳細パンフレット
・研究開発部門紹介
・若手社員インタビュー集
・福利厚生・研修制度案内
・職場環境・設備紹介DVD
・新卒採用専用パンフレット

また、弊社ホームページ(www.○○○○.co.jp)では
最新の技術情報や社員の声もご覧いただけます。

7. 結びの挨拶と次のアクション

適切な締めくくり:

つきましては、貴学の優秀な学生の皆様を
ご推薦いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

ご不明な点やご質問がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
また、ご希望により会社見学や説明会の開催も
喜んで承らせていただきます。

末筆ながら、先生の益々のご健勝と
貴学の更なるご発展をお祈り申し上げます。

敬具

具体的な連絡方法:

【お問い合わせ先】
株式会社○○○○
人事部採用担当 ○○ ○○
〒000-0000 ○○県○○市○○町○-○-○
TEL:○○-○○○○-○○○○
FAX:○○-○○○○-○○○○
E-mail:recruit@○○○○.co.jp

【会社見学・説明会について】
・随時受付(要予約)
・所要時間:約2時間
・内容:施設見学、事業説明、質疑応答
・先生・学生の皆様のご都合に合わせて調整いたします

専攻・学部別のカスタマイズポイント

理工系・技術系専攻

重要訴求ポイント:

  • 最新技術・設備の活用機会
  • 研究成果の実用化・事業化
  • 学会発表・論文投稿支援
  • 技術者としての専門性向上

記載例:

弊社では最先端の○○技術を活用した製品開発を行っており、
学生時代の研究テーマを直接活かせる環境を提供しています。
また、研究成果の学会発表や特許出願も積極的に支援し、
技術者としての専門性向上をバックアップいたします。

経済・経営系学部

重要訴求ポイント:

  • グローバルビジネス経験
  • 経営企画・戦略立案参画
  • MBA取得支援制度
  • 早期の管理職登用機会

記載例:

グローバル展開を加速させる弊社では、
海外事業部での実務経験や海外MBA取得支援制度により、
国際的なビジネスリーダーとしての成長機会を提供しています。

文系・人文系学部

重要訴求ポイント:

  • コミュニケーション能力の活用
  • 企画・マーケティング職への配属
  • 多様性を重視する企業文化
  • 文理融合のイノベーション創出

記載例:

技術系企業でありながら、文系出身者の豊かな発想力と
コミュニケーション能力を高く評価し、
マーケティングや企画部門で多くの文系出身者が活躍しています。

よくある失敗例と対策

失敗例1:一般的すぎる内容

問題: どの企業でも使える汎用的な文面 対策: 大学・専攻の特色と企業のニーズを具体的に関連付け

改善例:

【従来型】優秀な学生をご推薦ください
【改善型】貴学○○専攻で培われる○○の専門知識は、
     弊社の○○事業において不可欠な技術であり、
     特に○○分野での研究経験者を求めています

失敗例2:一方的な依頼

問題: 企業側のメリットのみを強調 対策: 学生・大学双方のメリットを明示

改善例:

【学生にとってのメリット】
・研究成果を実用化する機会
・最新設備での技術開発経験
・国際的な技術者との共同研究

【大学にとってのメリット】
・産学連携研究の拡大
・卒業生の活躍による大学の評価向上
・共同研究・受託研究の機会創出

失敗例3:継続性への配慮不足

問題: 単発の依頼として処理 対策: 長期的な関係構築への意識を明示

改善例:

弊社といたしましては、今回の採用を機に
貴学との継続的なパートナーシップを構築し、
・毎年の定期採用
・共同研究プロジェクトの展開
・インターンシップ制度の充実
・産学連携講座の開設
などを通じて、相互発展を目指したく存じます。

法的・実務的な留意点

就職活動関連法規の遵守

  • 職業安定法:適正な募集・採用活動の実施
  • 男女共同参画社会基本法:性別による差別の禁止
  • 個人情報保護法:学生情報の適切な取扱い
  • 労働基準法:適正な労働条件の明示

大学との関係管理

  • 推薦の公平性確保:特定学生への優遇措置の回避
  • 機密情報の管理:研究内容・成績情報の適切な取扱い
  • 利益相反の回避:教授との個人的関係と採用の分離
  • 継続的関係維持:長期的視点での関係構築

選考プロセスの透明性

  • 評価基準の明確化:客観的で公正な選考基準
  • フィードバック提供:不採用理由の適切な説明
  • スケジュール遵守:約束した日程の厳格な管理
  • 情報開示:企業情報の正確で十分な提供

実践的なチェックリスト

送付前の確認事項

  • 大学・教授の基本情報(専攻分野、研究テーマ)の確認
  • 過去の採用実績・関係性の整理
  • 募集要項・待遇条件の最新情報への更新
  • 求める人材像と専攻分野の適合性確認
  • 同封資料の内容・印刷品質の確認
  • 法的問題(就職活動ルール等)のクリア
  • 人事部門・役員の事前承認取得

送付後のフォローアップ

  • 適切なタイミング(2週間後)での連絡確認
  • 追加説明・会社見学の積極的な提案
  • 推薦学生との面談日程の柔軟な調整
  • 選考結果の迅速かつ丁寧な連絡
  • 不採用者への適切なフィードバック提供
  • 年度末の関係維持・感謝表明

デジタル時代の採用活動

オンライン採用の活用

  • バーチャル会社説明会:遠隔地の学生への情報提供
  • オンライン面接:地理的制約を超えた選考実施
  • VR工場見学:リアルな職場環境の体験
  • ウェビナー:技術セミナーによる関係構築

以上のポイントを押さえた依頼状を作成することで、新卒学生の推薦依頼が丁寧に伝わり、相手に対する敬意と協力のお願いがしっかりと伝わる文書になります。

テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。

依頼状(新卒学生の推薦)

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