お詫び状(価格誤記)の書式テンプレート(Word・ワード) | テンプレート・フリーBiz

お詫び状(価格誤記)の書式テンプレート(Word・ワード)


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価格誤記に対するお詫び状は、商品やサービスの価格表示ミスによって生じた問題を適切に処理し、顧客との信頼関係を維持するための重要なビジネス文書です。迅速かつ誠実な対応により、企業の信頼性を保ち、長期的な顧客関係を確保できます。会員登録不要・無料ですぐにテンプレートをダウンロードしてご利用できます。

価格誤記とは

典型的な価格誤記の例

  • 桁数の間違い: 8,300円を380円と記載
  • 小数点の誤り: 1,500円を150.0円と記載
  • 単位の間違い: 税込価格を税抜価格として記載
  • 通貨の誤記: 円をドルと記載、または為替換算ミス
  • 割引の重複適用: 通常価格に割引価格を重複適用
  • 旧価格の記載: 値上げ後に旧価格を継続表示

価格誤記が与える影響

  • 顧客の購買判断への影響: 誤った価格による意思決定
  • 企業の信頼性低下: ブランドイメージと信頼度の悪化
  • 法的リスク: 景品表示法や消費者契約法上の問題
  • 経済的損失: 誤価格での販売による直接的な損失
  • 競合他社への影響: 業界全体の価格競争への波及

基本的な書き方の注意点

1. 迅速な対応の重要性

対応タイムライン:

  • 数時間以内: オンライン販売での価格誤記発覚時
  • 24時間以内: 印刷物やカタログでの価格誤記
  • 48時間以内: 複雑な検証が必要な場合

迅速対応の理由:

  • 被害の拡大防止
  • 顧客の混乱最小化
  • 法的リスクの軽減
  • 企業信頼度の保護

2. 素直で誠実な謝罪

謝罪の基本原則:

  • 完全な責任受容: システムや外部要因への責任転嫁を避ける
  • 具体的な問題認識: 何がどのように間違っていたかを明確に示す
  • 心からの反省: 形式的でない真摯な謝罪の表現
  • 顧客視点の理解: 顧客が被った不便や損失への理解

3. 原因分析と対策の具体的提示

必須要素:

  • 誤記発生の根本原因分析
  • 再発防止のための具体的システム改善
  • 品質管理プロセスの見直し
  • 継続的な監視体制の構築

詳細な書き方のポイント

1. 日付と宛名の正確な記載

日付記載の重要性:

令和7年7月15日
または
2025年7月15日

※価格誤記の発覚日または謝罪文作成日を正確に記載

宛名の適切な記載例:

【個人顧客への場合】
田中太郎 様

【法人顧客への場合】
株式会社○○商事
購買部 部長
佐藤花子 様

【不特定多数への場合】
お客様各位

2. 謝罪の具体的な内容の詳細記載

良い謝罪内容例:

この度は、弊社が○月○日から○月○日まで
ウェブサイトに掲載しておりました商品
「○○○(商品名)」の価格表示におきまして、
重大な誤記があり、お客様にご迷惑をおかけいたしましたこと、
心よりお詫び申し上げます。

具体的には、正しい価格8,300円(税込)のところを、
3,800円(税込)と誤って表示しておりました。
この誤記により、お客様の商品選択や購買計画に
大きなご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。

避けるべき表現:

  • 「システムエラーにより」(責任回避的表現)
  • 「わずかな誤記でしたが」(問題の軽視)
  • 「通常はこのようなことはございませんが」(例外扱い)

3. 問題原因の適切な説明

具体的な原因説明例:

今回の誤記の原因を調査いたしました結果、
以下の要因が重なったことが判明いたしました:

1. 価格データ入力時の確認不足
   - 入力担当者による桁数確認の不備
   - 複数担当者による照合作業の未実施

2. システムチェック機能の不備
   - 価格妥当性を検証する自動チェック機能の未導入
   - 異常価格を検出するアラート機能の不備

3. 公開前の最終確認プロセスの不足
   - 責任者による最終確認の形式化
   - 実際の商品価格との照合作業の省略

4. 今後の具体的対応策

包括的な改善策例:

再発防止のため、以下の対策を緊急実施いたします:

【即時対応】
1. 価格入力システムの改修
   - 異常価格検出機能の導入
   - 複数段階での承認プロセスの義務化
   - 前回価格との比較表示機能の追加

2. 人的チェック体制の強化
   - 価格入力担当者の複数名配置
   - 部門責任者による必須確認の制度化
   - 外部監査による定期的な価格チェック

【中長期対応】
3. 品質管理体制の抜本的見直し
   - 価格管理専門部署の新設
   - 全社的な品質管理研修の実施
   - 定期的な価格監査システムの構築

4. 技術的対策の強化
   - AI による価格異常検知システムの導入
   - リアルタイム価格監視システムの構築
   - 自動バックアップ・復旧システムの整備

5. 誠意ある対応の具体的提案

顧客対応例:

お客様への対応につきまして:

1. 誤価格期間中にご注文をいただいたお客様
   - 誤記載価格での販売を継続いたします
   - 追加料金は一切いただきません
   - 商品の品質・仕様に変更はございません

2. 購買検討中だったお客様
   - 正しい価格での特別割引を適用いたします
   - 期間限定で○○%の割引価格を提供
   - 専用カスタマーサポートでの個別対応

3. 全てのお客様
   - 今後の価格変更時の事前通知の徹底
   - より分かりやすい価格表示への改善
   - 定期的な価格情報の正確性確認

6. 法的・経済的な責任への言及

責任ある対応例:

法的・経済的責任につきまして:

弊社は今回の価格誤記に関して、
以下の責任を明確に認識し、適切に対応いたします:

1. 景品表示法に基づく適正な表示の徹底
2. 消費者契約法に則った誠実な契約履行
3. 誤記により生じたお客様の損失への適切な対応
4. 再発防止のための投資と体制整備

必要に応じて、外部の法務専門家および
消費者問題の専門機関とも連携し、
適切な対応を継続してまいります。

7. 結びの謝罪と継続的な改善への誓い

適切な結び方:

重ねて、この度は価格誤記により
多大なご迷惑をおかけいたしましたことを
深くお詫び申し上げます。

お客様からの信頼を回復できるよう、
全社一丸となって品質向上と
サービス改善に取り組んでまいります。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、
何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

業界別・媒体別の具体的記入例

ECサイト・オンラインショップの場合

件名:商品価格誤記載に関するお詫びとご報告

この度は、弊社オンラインショップにおいて、
7月10日12:00から7月12日9:00までの期間、
「スマートフォンケース(商品番号:SP-001)」の
価格表示に誤りがあり、深くお詫び申し上げます。

【誤記の内容】
誤:980円(税込)→ 正:2,980円(税込)

【対応状況】
・誤価格でご注文いただいたお客様:表示価格での販売継続
・システムエラーチェック機能の緊急導入完了
・24時間体制での価格監視システム稼働開始

今後は、価格変更時の三重チェック体制を導入し、
このような誤記の再発防止に努めます。

印刷カタログ・チラシの場合

件名:商品カタログ価格誤記に関するお詫び

7月発行の「夏季商品カタログ Vol.15」において、
以下の商品価格に誤記載がございました。

【誤記商品】
・エアコン XX-2500型
 誤:148,000円 → 正:184,000円
・扇風機 YY-100型  
 誤:8,900円 → 正:12,900円

【対応方法】
・正誤表を同封した訂正版カタログを緊急発送
・既にご注文をいただいたお客様は誤記価格で対応
・販売店様への正確な価格情報の即時配布

印刷前の校正プロセスを強化し、
複数部署による価格確認を必須化いたします。

店舗・POP表示の場合

件名:店頭価格表示誤記に関するお詫び

○○店におきまして、7月8日から7月14日まで、
以下の商品の店頭価格表示に誤りがございました。

【誤記商品】
・冷凍食品「○○の素」
 表示価格:198円 → 正価格:298円

【発生原因】
・POPデータ作成時の入力ミス
・店舗での価格確認作業の不備
・本部との価格情報共有システムの連携エラー

【改善対策】
・全店舗のPOP価格一斉点検の実施
・本部・店舗間の価格確認システム強化
・店舗スタッフへの価格管理研修の実施

お客様にはご迷惑をおかけし、深くお詫びいたします。

B2B取引・卸売価格の場合

件名:卸売価格表誤記に関するお詫びとご報告

この度は、6月30日に配布いたしました
「2025年下半期価格表」において、
重要な価格誤記があり、心よりお詫び申し上げます。

【誤記内容】
・商品コード:ABC-123
 誤記価格:単価500円 → 正価格:単価800円
・対象ロット:10,000個以上の大口取引価格

【影響と対応】
・既にご発注をいただいた案件:誤記価格で対応
・見積書作成済み案件:特別価格として誤記価格適用
・新規価格表の緊急再配布(本日完了)

卸売業務における価格の正確性は
お客様の事業運営に直結する重要事項であり、
今回の誤記を重大に受け止めております。

価格管理システムの全面的な見直しと
複数段階でのチェック体制強化により、
再発防止に全力で取り組みます。

法的・実務的な留意点

景品表示法上の注意点

  • 有利誤認表示: 実際より著しく有利と誤認される価格表示
  • 不実証広告規制: 価格比較の根拠となる資料の準備
  • 措置命令のリスク: 消費者庁による行政処分の可能性
  • 課徴金制度: 対象となる場合の金銭的負担

消費者契約法上の考慮点

  • 錯誤による契約: 民法上の錯誤規定の適用
  • 消費者の保護: 消費者に不利な特約の無効
  • 説明義務: 重要事項の適切な説明責任
  • 損害賠償: 消費者に生じた損害への対応

実務上の重要ポイント

  • 証拠保全: 誤記の発生経緯と対応の記録化
  • 損害調査: 顧客や社内に生じた具体的損害の把握
  • 保険適用: 賠償責任保険の適用可能性確認
  • 媒体別対応: オンライン・印刷物・店舗での対応の違い

よくある失敗例と改善策

失敗例1: 責任回避的な説明

問題点: 「システムの不具合により」「担当者のミスで」 改善策:

  • 組織としての責任を明確に受容
  • 根本原因の誠実な分析と報告
  • 個人や技術への責任転嫁の回避

失敗例2: 不十分な被害状況の把握

問題点: 影響範囲や顧客数の調査不足 改善策:

  • 全ての影響範囲の徹底的な調査
  • 個別顧客への影響度の詳細把握
  • データベースを活用した正確な影響分析

失敗例3: 表面的な改善策

問題点: 「注意深く行います」などの抽象的対策 改善策:

  • 具体的で測定可能な改善策の提示
  • 実施スケジュールと責任者の明確化
  • 第三者による監査・検証の導入

失敗例4: 顧客対応の統一性欠如

問題点: 個別対応でのばらつき 改善策:

  • 統一された顧客対応方針の策定
  • 全スタッフへの対応マニュアルの共有
  • カスタマーサポートの専門教育

送付後のフォローアップと継続改善

immediate actions(即時対応)

  1. 緊急修正: 誤記の即座の修正と正確な情報の公開
  2. 影響調査: 被害を受けた全顧客の特定と連絡
  3. システム停止: 必要に応じた関連システムの一時停止

短期フォローアップ(1週間~1ヶ月)

  1. 個別対応: 影響を受けた顧客への個別フォロー
  2. 改善実施: 約束した改善策の着実な実行
  3. 効果測定: 改善策の初期効果の評価と報告

中長期フォローアップ(3ヶ月~1年)

  1. システム強化: 抜本的な価格管理システムの改善
  2. 品質監査: 定期的な価格表示の監査実施
  3. 信頼回復: 顧客満足度調査と信頼関係の再構築

継続的な改善活動

  1. 予防システム: 価格誤記を事前に防ぐシステム構築
  2. 教育・研修: 継続的なスタッフ教育と品質意識向上
  3. 業界連携: 同業他社との情報共有とベストプラクティス学習

テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。下記からダウンロードしてご利用してください。

特徴: あらゆる価格誤記に対応可能な包括的構成
適用場面:

  • オンラインショップの価格表示ミス
  • 印刷カタログ・チラシの価格誤記
  • 店舗POP・値札の間違い
  • B2B取引での価格表誤記
  • 見積書・請求書の金額ミス

お詫び状(価格誤記)

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