お礼状(資料送付:取り急ぎ)の書式テンプレート(Word・ワード) | テンプレート・フリーBiz

お礼状(資料送付:取り急ぎ)の書式テンプレート(Word・ワード)


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「取り急ぎ」のお礼状とは

「取り急ぎ」のお礼状は、資料を受領した際に迅速な感謝の意を示すための簡潔な文書です。正式なお礼状を後日送付する前の、速報的な感謝の表明として使用されます。相手の迅速な対応に対して、こちらも素早く反応することで、ビジネス上の好印象を与える重要な文書です。

書き方のポイント

1. 宛名と日付の記載

相手の会社名、担当者名を正確に記載し、正式なビジネス文書としての体裁を整えます。

  • 日付を明記し、送付された時期を示します
  • 会社名は略称ではなく正式名称を使用
  • 部署名・役職名も可能な限り正確に記載
  • 敬称は「様」を使用(複数名の場合は「各位」も可)

2. 冒頭の挨拶

季節の挨拶と日頃の支援に対する感謝の言葉を述べます。

  • 例:「貴社におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
  • 「取り急ぎ」の性質上、簡潔な挨拶でも問題ありません
  • 継続的な取引関係がある場合は「平素は格別のご高配を賜り」などの表現も適切

3. 資料送付への感謝

資料請求後、迅速に資料を送付していただいたことへの感謝を明確に伝えます。

  • 例:「早速ご送付いただきまして、誠にありがとうございました」
  • 受領日時を具体的に記載することで誠意を示す
  • 「ご多忙中にもかかわらず」などの相手への配慮を表現

4. 資料の活用と今後の対応について

資料の利用目的を明示し、具体的なプロジェクトにどのように活用するかを簡潔に伝えます。

  • 検討期間の目安を示す
  • 今後の購入検討や正式な商談への意欲を表明
  • スケジュール面での配慮をお願いする場合は具体的に記載

5. 結びの挨拶と署名

「取り急ぎ略儀ながら書面にて、お礼申しあげます」と締めくくります。

  • 文末は「敬具」で結ぶ
  • 送り手の会社名、部署名、担当者名を明記
  • 後日、正式なお礼や詳細な回答をする旨を伝える

具体的な記入例

基本的な例文

令和○年○月○日

株式会社○○商事
営業部 田中太郎様

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は、弊社からの資料請求に対し、早速貴重な資料を
ご送付いただき、誠にありがとうございました。

本日○時頃に拝受いたしました。社内にて検討させていただき、
来週中にも改めてご連絡申し上げます。

取り急ぎ略儀ながら書面にてお礼申し上げます。

敬具

株式会社△△△
購買部 山田花子

シーン別カスタマイズ例

急ぎの案件向け

緊急案件にもかかわらず、迅速にご対応いただき心より感謝申し上げます。
明日までに社内で検討し、○日(○)にはご回答いたします。

継続取引先向け

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
いつもながらの迅速なご対応に感謝しております。

新規取引先向け

初回のお取引にもかかわらず、丁寧にご対応いただき
誠にありがとうございました。

悪い例(避けるべき表現)

資料受け取りました。
検討します。

→ 感謝の気持ちと今後への具体的な言及が不十分

使用タイミングと注意事項

いつ使うべきか

  • 資料受領後、当日中に送付することが理想的
  • 遅くとも翌営業日の午前中までには送付
  • 相手が迅速対応してくれた場合の感謝表明として

「取り急ぎ」を使う適切な場面

  • 正式な検討結果を後日報告する予定がある場合
  • 詳細な質問や相談を別途行う予定がある場合
  • 社内決裁が必要で、即座に回答できない場合

使うべきでない場合

  • 最終的な回答や決定を伝える場合
  • 契約や重要な取引の最終段階
  • 相手からの重要な提案に対する正式回答の場合

よくある失敗例と対策

失敗例1: 「取り急ぎ」の多用

❌ すべての連絡で「取り急ぎ」を使用 ⭕ 本当に急ぎの感謝表明のみに使用

失敗例2: 具体的な今後の予定がない

❌「検討します」のみ ⭕「○日までに検討し、○日にご連絡します」

失敗例3: 正式な回答を怠る

❌「取り急ぎ」のお礼のみで終了 ⭕ 約束した期日に正式な回答を送付

法的・実務的な留意点

重要な注意事項

  • 約束の履行: 「後日連絡」と記載した場合は必ず実行する
  • 記録保持: 商談の経緯を示す重要な文書として保管
  • 機密保持: 受領した資料の適切な管理
  • 情報セキュリティ: デジタル送付時のセキュリティ対策

コンプライアンス上の配慮

  • 個人情報保護法に基づく適切な情報管理
  • 競合情報の取り扱いに関する注意
  • 社内規定に基づく承認プロセスの確認

デジタル化対応の注意点

  • メール送付時: 件名に「【取急】資料送付御礼」など明確に記載
  • 自動返信との区別: 人が作成したことが分かる個別性を加える
  • 読み取り確認: 重要な場合は開封確認機能を使用
  • フォーマット: テキスト形式でも読みやすい構成にする

以上のポイントを押さえたお礼状を作成することで、資料送付に対する迅速な対応への感謝が伝わり、相手との関係をより一層深めるための文書になります。

※重要: 「取り急ぎ」のお礼状は、相手の迅速な対応に対する感謝を示す重要なビジネスマナーです。ただし、これで完結するのではなく、必ず後日の正式な回答や詳細な検討結果を伝えることが、信頼関係構築において不可欠です。

テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。

お礼状(資料送付:取り急ぎ)


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