お礼状(葬式・キリスト教)の書式テンプレート(Word・ワード) | テンプレート・フリーBiz

お礼状(葬式・キリスト教)の書式テンプレート(Word・ワード)


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文書の基本情報と目的

キリスト教式葬儀におけるお礼状は、葬儀・記念式への参列や弔慰に対する感謝を表す重要な文書です。一般的な仏教式とは異なるキリスト教独特の用語と概念を正しく理解して作成する必要があります。

キリスト教の葬儀・追悼に関する基礎知識

重要な用語の理解

  • 召天(しょうてん): キリスト教において、故人が神に召されて天に帰ることを意味します
  • 記念式: 故人を偲ぶ儀式。仏教の「法要」に相当しますが、成仏を願うのではなく、故人の生涯を神に感謝し記念します
  • 花料: キリスト教式では「香典」ではなく「花料」「献花料」と呼びます
  • 偲草(しのびぐさ): お返しの品を指すキリスト教用語

仏教との主な違い

  • 死生観: 死は終わりではなく神のもとへの帰還
  • 追悼の意味: 成仏祈願ではなく、神への感謝と故人の記念
  • 使用禁止用語: 「冥福」「供養」「成仏」などの仏教用語は使用しません

書き方のポイント

1. 宛名と日付の記載

  • 相手の社名、部署、役職、氏名を正確に記載し、文書の日付を明記します
  • これにより、正式なビジネス文書としての体裁が整います
  • 注意点: キリスト教徒の方には「様」、一般の方でも「様」を使用

2. 冒頭の挨拶と感謝

  • 先般の召天の際に頂いたご厚情に感謝する言葉を述べます
  • 特に、花料や心遣いに対して深く感謝する姿勢を示します
  • : 「ご多忙の中、丁重なるご花料を賜り、心より御礼を申し上げます」
  • 避けるべき表現: 「ご冥福」「お悔やみ」などの仏教的表現

3. 式典の報告

  • 記念式が無事に済んだことを報告し、相手の支援があったおかげである旨を伝えます
  • これにより、感謝の気持ちを強調できます
  • 具体例: 「おかげさまで三十日召天記念式を滞りなく執り行うことができました」

4. 追善の品の送付

  • 偲草(記念品)を送付する旨を伝え、受け取ってもらうようお願いします
  • : 「偲草のお印までに心ばかりの品をお届け致します。何卒御受納くださいますよう、お願い申し上げます」
  • 注意: 「供物」「お供え」などの仏教用語は使用しません

5. 結びの挨拶

  • 書面での挨拶となることを詫びつつ、丁寧に締めくくります
  • 文末には「敬白」で締め、送り手の社名、部署、氏名を記載

具体的な記入例

基本的な文例(プロテスタント系)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先般 亡父○○召天の際には、ご多忙中にもかかわらず
ご丁寧なご花料を賜り、厚く御礼申し上げます。

おかげさまで三十日召天記念式も滞りなく相済み、
故人も安らかに神のもとにお帰りになったことと存じます。

つきましては、偲草のお印までに心ばかりの品をお送り致します。
何卒御受納くださいますようお願い申し上げます。

略儀ながら書中をもって御礼申し上げます。
                                        敬白

カトリック系の場合

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先般 亡母○○帰天の際には、ご懇篤なるお心遣いを賜り、
心より感謝申し上げます。

おかげさまで一ヶ月記念ミサも無事に執り行うことができ、
故人への祈りを皆様とともに捧げることができました。

心ばかりの品をお送り致しますので、
ご受納いただければ幸いに存じます。

まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
                                        敬白

宗派別の注意点

プロテスタント系

  • 用語: 「召天」「記念式」を使用
  • 期間: 通常30日目に記念式を行う
  • 特徴: シンプルで簡潔な表現を好む傾向

カトリック系

  • 用語: 「帰天」「記念ミサ」も使用可能
  • 期間: 30日目、1年目にミサを行う
  • 特徴: より厳粛で格式ある表現

正教会系

  • 用語: 「永眠」「記念聖体礼儀」
  • 期間: 40日目に記念式を行う
  • 特徴: 伝統的な表現を重視

法的・実務的な留意点

宗教的配慮

  • 宗派の確認: 事前に故人・遺族の所属教会や宗派を確認
  • 牧師・神父への相談: 不明な点は教会関係者に確認
  • 多宗教環境: 会社として送る場合は、宗教色を抑えた表現も検討

記録管理

  • 参列者リスト: 花料を頂いた方の記録を正確に保管
  • 金額記録: お返しの品選定の参考とするため
  • 保管期間: 最低1年間は記録を保管

使用タイミングと注意事項

適切な送付タイミング

  • 記念式後1週間以内: 式典終了後速やかに送付
  • 四十九日との違い: キリスト教では30日または40日が基準
  • 年忌の扱い: 1年後、3年後などの年忌にも使用可能

避けるべき期間

  • 教会の主要行事期間: イースター、クリスマス期間中は避ける
  • 相手方の都合: 相手企業の繁忙期は避ける

よくある失敗例と対策

  1. 仏教用語の混用: 「冥福」「供養」等の使用は厳禁
  2. 宗派間違い: カトリックとプロテスタントの用語を混同
  3. 記念式の日程間違い: 30日と49日を混同

カスタマイズのヒント

故人との関係別調整

  • 家族: より個人的で温かい表現
  • 会社関係: 公式的で格式ある表現
  • 友人関係: 親しみやすい表現も適度に使用

地域性の考慮

  • 関西地方: やや親しみやすい表現を好む傾向
  • 関東地方: より格式を重視する傾向
  • 地方: 地域の慣習との調和を図る

現代的な配慮

  • デジタル化: 電子メールでの送付も増加傾向
  • 簡素化: 過度に形式的でない、心のこもった表現
  • 環境配慮: 電子カード形式での送付検討

関連文書との整合性

必要な関連書類

  • 会葬御礼状: 葬儀当日に配布する御礼状
  • 記念式案内状: 記念式開催の案内文書
  • 偲草目録: お返しの品の内容明細

一貫性のポイント

  • 用語の統一: 全ての文書で同じキリスト教用語を使用
  • 故人の呼び方: 「故○○」で統一
  • 署名の一致: 喪主または遺族代表で統一

以上のポイントを押さえたお礼状を作成することで、葬式に対する感謝の気持ちがしっかりと伝わり、相手への敬意と感謝が丁寧に表現された文書になります。

テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。ファイル形式はWord(ワード)です。

お礼状(葬式・キリスト教)


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