お知らせ(新商品発表会)の書式テンプレートです。会員登録不要・無料ですぐにテンプレートをダウンロードしてご利用できます。
書き方の基本ポイント
文書の目的と相手に応じた適切な表現
新商品発表会の案内はマーケティング活動の重要な要素であり、商品の魅力を効果的に伝えて来場を促すツールです。以下の点を重視して作成しましょう:
- 商品価値の明確化:新商品の特徴・メリットを分かりやすく説明
- 来場動機の創出:なぜ参加すべきかを明確に示す
- 信頼関係の構築:既存顧客との関係強化と新規顧客の開拓
- 行動促進:来場予約や問い合わせを促す具体的な案内
必須記載事項チェックリスト
- 文書作成日
- 宛先(「お取引先様各位」等)
- 件名(「新商品発表会のご案内」等)
- 新商品の概要・特徴
- 発表会の目的・意義
- 開催日時(期間・時間)
- 開催場所(会場名・住所)
- 参加対象者
- 参加費用(無料・有料)
- 参加予約方法
- 展示・デモンストレーション内容
- 特典・記念品等
- 問い合わせ先
- 会社情報・担当者名
敬語・丁寧語の適切な使い方
新商品発表会案内に適した表現例:
- 「開催いたします」(謙譲語)
- 「ご来場いただければ幸いです」(丁寧な依頼)
- 「ご紹介させていただきます」(謙譲語)
商品価値を伝える効果的な表現:
- 「画期的な機能を搭載」(革新性の強調)
- 「業界初の技術」(先進性のアピール)
- 「お客様のニーズにお応えして」(顧客志向の表現)
具体的な記入例
【良い例】BtoB向け新商品発表会案内
令和6年12月1日
お取引先様各位
株式会社○○テクノロジー
代表取締役社長 田中太郎
新商品発表会のご案内
拝啓 師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度弊社では、お客様のご要望にお応えし、2年間の開発期間を経て、
次世代AI搭載オフィス複合機「SmartCopy Pro X1」の開発に成功いたしました。
つきましては、下記要領にて新商品発表会を開催いたします。
革新的な機能をご体験いただける絶好の機会となっております。
ご多忙中の折、大変恐縮ではございますが、ぜひご来場いただきますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。
記
■新商品概要
【商品名】
SmartCopy Pro X1(スマートコピー プロ エックスワン)
【画期的な新機能】
1. AI文書解析機能
・文書内容を自動分析し、最適な印刷設定を提案
・手書きメモのテキスト化機能
・多言語文書の自動翻訳機能
2. クラウド連携機能
・主要クラウドサービスとの直接連携
・リモートワークでの印刷指示対応
・セキュリティレベル別アクセス制御
3. 環境配慮機能
・従来機比50%の省エネ設計
・再生紙使用時の印刷品質向上
・トナー使用量最適化システム
【主な改善点】
・印刷速度:毎分80枚(従来機の2倍)
・ファーストプリント:3秒以内
・月間印刷可能枚数:200,000枚
・タッチパネル:10.4インチ大型カラー液晶
■発表会詳細
【開催期間】
令和7年1月15日(水)~1月17日(金)
各日10:00~18:00(最終入場17:30)
【会場】
東京都港区赤坂1-2-3
○○テクノロジービル2階 ショールーム
・JR新橋駅より徒歩5分
・地下鉄銀座線新橋駅より徒歩3分
※駐車場完備(無料)
【参加費】
無料
【内容】
■製品展示・デモンストレーション
・実機による機能紹介
・AI機能の実演
・印刷品質比較展示
・操作性体験コーナー
■技術セミナー(各日14:00~15:00)
・「AI技術が変える印刷業界の未来」
・開発エンジニアによる技術解説
・質疑応答セッション
■個別相談会
・導入シミュレーション
・費用対効果分析
・カスタマイズ相談
・リース・レンタル相談
■特典
・ご来場の方全員に記念品をプレゼント
・その場でお申し込みの方に特別価格でご提供
・無料設置・設定サービス
・3年間保証の延長サービス
【対象者】
・オフィス機器の購入・更新をご検討中の企業様
・印刷業務の効率化をお考えの企業様
・環境配慮型機器の導入をご検討中の企業様
・新技術に関心をお持ちの企業様
【タイムスケジュール例】
10:00-12:00 製品展示・自由見学
12:00-13:00 昼食・休憩
13:00-14:00 製品説明・デモンストレーション
14:00-15:00 技術セミナー
15:00-16:00 個別相談会
16:00-18:00 製品展示・自由見学
■参加お申し込み
【申込方法】
1. お電話:03-xxxx-xxxx(営業部直通)
2. FAX:03-xxxx-xxxx(専用申込書使用)
3. Email:event@tech-company.co.jp
4. Webサイト:https://www.tech-company.co.jp/event/
【申込期限】
令和7年1月10日(金)17:00まで
【必要事項】
・会社名、部署名、お名前
・参加希望日時
・参加人数
・ご連絡先(電話・Email)
・関心のある機能・サービス
■アクセス
東京都港区赤坂1-2-3
○○テクノロジービル2階
・JR新橋駅 烏森口より徒歩5分
・地下鉄銀座線新橋駅 1番出口より徒歩3分
・地下鉄浅草線新橋駅 A3出口より徒歩4分
※詳細な地図は弊社ホームページをご確認ください
※公共交通機関のご利用をお勧めいたします
■お問い合わせ先
株式会社○○テクノロジー
営業部 新商品発表会担当
担当:佐藤次郎、山田花子
TEL:03-xxxx-xxxx(代表)
直通:03-xxxx-xxxx
FAX:03-xxxx-xxxx
Email:event@tech-company.co.jp
受付時間:平日9:00~18:00
この新商品は、お客様の業務効率化と環境負荷軽減を両立させる
画期的な製品です。ぜひ実際にご体験いただき、その革新性を
ご確認ください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
敬具
以上
【悪い例】とその問題点
新商品発表会のお知らせ
新商品ができました。
来月発表会をやります。
来てください。
○○テクノロジー
問題点:
- 商品の魅力が伝わらない
- 発表会の詳細が不明
- 参加メリットが不明確
- 正式な案内文の体裁になっていない
- 予約方法や連絡先が不明
業界別・商材別バリエーション
IT・ソフトウェア業界
「クラウド時代の新しいワークスタイルを実現する、革新的なソリューションをご紹介」
製造業・機械業界
「Industry 4.0に対応した次世代製造システムの実演をご覧いただけます」
医療機器業界
「医療現場の効率化と患者様の安全性向上を両立する画期的な技術をご紹介」
食品業界
「健康志向の高まりに応える、新しい食体験をご提供する商品をご試食いただけます」
法的・実務的な留意点
景品表示法への対応
- 優良誤認表示の禁止:商品の性能や品質について誤解を招く表現を避ける
- 有利誤認表示の禁止:価格や取引条件について誤解を招く表現を避ける
- 景品規制:来場者への景品提供時の価額制限遵守
個人情報保護法への対応
- 利用目的の明示:取得した個人情報の利用目的を明確化
- 同意の取得:個人情報の取得・利用に関する適切な同意
- 第三者提供の制限:個人情報の目的外使用・第三者提供の禁止
- 安全管理措置:個人情報の適切な管理体制
知的財産権の保護
- 商標権:商品名・サービス名の商標登録確認
- 著作権:カタログ・パンフレット等の著作物の適切な利用
- 営業秘密:技術情報の適切な開示レベル設定
会場・設備に関する法的要件
- 消防法:会場の収容人数制限・避難経路の確保
- 建築基準法:会場の構造・設備の安全基準
- 食品衛生法:飲食物提供時の衛生管理
使用タイミングと注意事項
適切な案内タイミング
- 発表会の1か月前:詳細な案内の発送
- 発表会の2週間前:リマインダーの発送
- 発表会の1週間前:最終確認の連絡
対象者の選定と優先順位
- 既存重要顧客:売上規模・将来性の高い顧客
- 新規開拓ターゲット:戦略的に獲得したい顧客
- 業界関係者:メディア・業界団体・パートナー企業
- 潜在顧客:将来的な取引可能性のある企業
季節・時期による配慮
新年度・新学期(4月)
- 予算関連:新年度予算での導入検討を促す
- 人事異動:新担当者への配慮
- 新規事業:新年度の事業計画との関連性
決算期前(12月・3月)
- 予算消化:年度内導入のメリット訴求
- 税制優遇:設備投資減税等の活用提案
- 早期導入:導入効果の早期実現
よくある課題と対策
課題1:来場者数が期待を下回る → 対策:魅力的な特典・限定情報の提供、個別営業での参加促進
課題2:競合他社との差別化不足 → 対策:独自技術・サービスの明確化、比較優位性の強調
課題3:商談につながらない → 対策:個別相談会の充実、フォローアップ体制の強化
カスタマイズのヒント
関係性に応じた文面調整
既存顧客向け
「平素よりご愛顧いただいております○○様に、いち早く新商品をご紹介させていただきます」
新規見込み客向け
「貴社の課題解決に貢献できる新しいソリューションをご紹介させていただきたく」
業界関係者向け
「業界の発展に寄与する革新的な技術を、専門家の皆様にご評価いただきたく」
テンプレート書式なので必要に応じて文章を変更してご利用ください。
ファイル形式はWord(ワード)です。
これまでの取引先はもちろん、潜在的な顧客に対しても自社のことを知ってもらう機会です。こうした案内で必要なのは、まず商品やサービスの正確な情報を伝えること。そして、その文書を読んで、問合せや購入、来場などを行ってもらうために、どれだけ興味をひく文章が作成できるかです。
その商品やサービスの開発にいたった経緯やいかに魅力的な商品・サービスであるかの説明を記入し、写真やカタログを同封したりして、読み手が欲しい情報を提供しましょう。